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- 場面緘黙 | かんもくネット
かんもくネットは、場面緘黙の症状がある子どもや大人、経験者、家族、教師、専門家が協力しあい、活発な情報交換と正しい理解促進を目指します。 わざと話さないのではありません 話したくても 話すことが できないのです ■2024年春、会員システムを変更しました。一斉メールが届かなくなった会員の方は、誠に申し訳ありませんが、再度入会申し込みをお願いいたします。 ■かんもくネットでは、個別に支援を行なったり、医療・相談機関を紹介したりすることは行なっておりません。 新着情報は note X(Tweets) マークをクリック 啓発資料 入会申し込み お知らせ ■ 2026年6月6日(土)14時~17時 オンライン研修会 「場面緘黙症状をもつ子どもの アセスメントと支援」 講師:角田圭子(かんもくネット) 主催:なぎさ心理相談室 詳しくは<こちら > ■「 場面緘黙 情報共有シート 」公開 お子さんの支援ニーズを整理し、園や学校と共有するためのツールです リーフレット・カード等、場面緘黙を周囲の人達に理解してもらう為の資料です。 ●リーフレット → ●緘黙に関する資料情報 → 入会申し込みフォーム よりお申し込み下さい。 「お問い合わせ」からは入会受付はできません。
- 寄付金のお願い | かんもくネット
寄付金のお願い かんもくネットは「場面緘黙」についての情報を多くの方に知ってもらう活動を行なっています。 会員でない方からの寄付金も歓迎いたします。 この活動にご賛同いただける方、ぜひご協力よろしくお願いいたします。 会員は年に一度寄付金のご協力をお願いします。 一口1,000円(一口以上何口でも可) ※寄附金控除の対象団体ではありません、 所得控除や税額控除の適用にはなりません事を予めご了承下さい。 ◆ ゆうちょ銀行 記号 14350 番号 7942 050 1 かんもくネット ※他銀行から振り込みの場合 店名 438店(ヨンサンハチ店) 口座番号 7942 050 かんもくネット ◆ paypal PayPalを通じて安全に寄付することができます(フォームは「請求先に配送」にチェックを入れてください) どんなに小さなご支援でも、大きな力になります。 寄付
- カード・シート類 | かんもくネット
スモールステップを進めるときに使えるカードやシート 場面緘黙をもつ子どもの発話改善に有効な介入として、エクスポージャー法・トークンエコノミー法・フェイドイン法・シェイピング法がよく用いられます。発話を増やす取り組みは、まず今話せている場面の発話を充実させることが大切です。安心できる環境を整えて、子どものエネルギーがたまっているときに行います。 ・フェイドイン法は、今話せている人と話せる場所で楽しい活動を行い、そこに新しい人を徐々に加えて話せる人を増やす方法です。 ・エクスポージャー法は、不安を感じる場面(人・場所・活動)に直面することでその状況に慣れていき、不安や緊張が軽減すること を目指す方法です。 ・子どもの意欲を保つには、トークンエコノミー法が効果的です。トークンエコノミー法は望ましい行動を増やす(強化する)ためにトークンと呼ばれる報酬(ごほうび)を与えて、報酬が 一定の量にたまったらより具体的な報酬を与える方法です。 ・シェイピング法は、最初は吐く息やささやき声から始め、単語から文、長い文、自発語へと発話をより高度なものへと導く方法です。 ※ 下記より、PDFやwordをダウンロードできます。 【ここから始める記録シート】 ■できたよ!シート PDF このシートは、親と子が、子どもの『できた行動』に注目できるように、子どもの行動を「家で /『家や学校』の外で / 園や学校で」の3つに分けて簡潔に記録するためのシートです。場面緘黙症状の改善は、一歩ずつスモールステップで進めていきます。そこでは、親も子も「できていない行動」ではなく「できた行動」に目を向けることがとても大切です。人は不安が高いとき、自分のできなかった部分やできない予測に注目し、ネガティブな思考反芻や回避行動を強めてしまいがちだからです。親は、先生や支援者に子どもの様子を話すとき、子どもの前で「できていないこと」を話さないようにしましょう。難しいことや新しい行動にチャレンジするとき、「できた!」という達成感こそが、次へのステップへの原動力となります。 小児科やクリニックなどで「できている部分」を共有するときにもこのシートが活用できます。発話行動を記入しますが、発話がほとんどない場合は、話すこと以外のコミュニケーション行動について記入することも、子どもの達成感に役立ちます。 【発話チャレンジを始めたら使用するシート】 ■ チャレンジ記録メモ★ PDF このシートは、家族が場面緘黙について十分理解し、子どもがスモールステップの取り組みを始めてから、その行動を記録するためのシートです。「日付」と「どこで(場所)」「誰と(人)」「何をしたか・何を話したか(活動)」、それから、その時の不安緊張度を5段階で記入します。 小学校高学年以上の子どもなら、子ども自身が書き込めることが多くあります。親が子どもから聞き取ったことを記入してもよいでしょう。また「どこで誰とどんなことを話したいか」発話の目標を自分で書けるとよいでしょう(子どもの中には、話せるようになりたい気持ちが少なかったり、目標をイメージすることができない子どももいます。チャレンジが進むとイメージできる子どももいますし、後述の「トークンエコノミー法」の使用が有効な子どももいます)。 幼い子どもの場合は、カレンダーに目標行動を場所や人で色分けして○シールを貼るなどして、できた行動を子ども自身が視覚的に把握できる方法も、達成感や肯定感を高めるのに効果的です。 【フェイドイン法を行うときに適した 活動】 フェイドイン法とは、今話せる人と話せる場所で下記のような楽しい活動を行い、そこに新しい大人や子どもを徐々に加える方法です。フェイドイン法を実施するとき、下記のようなカードゲームが役立ちます 。 amazon等からご購入ください 例えば、自宅や放課後の教室で、すでに話せる人との会話の中に、新しい人がフェイドインします。新しく加える人は必ず1人だけです。決まった台詞や何を話すかルールがある活動の方が発話しやすいです。子どもが遊んで発話している中、新しい人が入室し部屋の隅にいて他のこと(読書など)をします。子どもの発話を確認しながら、少しずつ子どもの視界に入り、距離を近づけて同じゲームに加わります。 (Axiety Canada作成の動画で 、 フェイドインの実際が見れます。7分半くらいから、おしゃべりしながらお絵描きをしている子どもと両親の中に、母の知人がフェイドインしています。この動画では、カードゲームは使用していません。子どもに話すスキルを用いています)。 ■数数え もっともシンプルで不安の少ない方法です。順番に「1」「2」「3」・・・と1つずつ字を数えます。 発話できていたら新しい人を少しずつ近づけていきます。 ビー玉を転がしながら行うと、自分の声を聞かれることに思考がいきにくく、楽しさもあってお勧めです。 ■「UNO」やトランプ カードを出すときや引くときにに毎回「色と数字」「パス」なども必ず発話するルールにします。 ■「タコス アクションカードゲーム」 一人ずつ「タコス」「ネコ」「ヤギ」…と言いながらカードをめくり、言ったものと同じイラストが出たら、即座にカード を タッチするゲームです。言う単語が決まっていて、とてもたのしい楽しいゲームです。 ■「グランディング ふわふわのくま カードゲーム」 くまの数を数えながら手札を出していきます。話すことは「数字」のみです。 ■「 うんちしたのだあれ?(Who Did It?)」 ブルーオレンジ 決まったセリフ文を言い換えるため、単語でなく文の発話となります。セリフに「うんち」が入っているのおもしろいです。 ■「わたしはなあに? カードゲーム」 学研ステイフル(Gakken Sta:Ful) 質問に答えたり、質問を考えたりできます。 最初は、頭にカードを貼るのではなく、相手に見せないように手でもつ方法で使用す ることを お勧めします。 ■「 えらんで きめて つたえるゲー ム すきなのどっち?」 筑波大学附属大塚特別支援学校 佐藤義竹教諭考案 2つの選択肢から選びます。「〇と△、どっちが好きですか? 」と質問して、相手が「〇です」と選びます。 質問役を順番に行うのがお勧めです。答や選択肢に「わからない」「どちらも」などをいれるのもよい方法です。 簡単に言えるようになったら、さらに理由も言うことにすると難易度があがります。 ■「おもしろ なぞなぞ かるた」 アーテック かるたとしてではなく、なぞなぞカードとしての使用がお勧めです。「それは何色ですか?」「動物ですか?」 「何文字ですか?」「ヒントください」などと質問したり、それに答えたりします。 ■「きいて・はなして はなして・きい て トー キングゲーム」 tobiraco 家庭でまず実施して答えられたカードを、新しい場面(人・場所) でチャレンジするとよいでしょう。 ■「しつもんブック100」 tupera tupera (著) 質問集としてお勧め。英語の質問も掲載されています。日本語よりも英語の方が緊張が下がり発話しやすい子どももいます。 【エクスポジャー法を行うとき の「活動」で利用できるカード】 エクスポージャー法としてよく実施される活動として「お店で注文する」「店員に○○はどこですか?と聞く」「コンビニで『袋要りません』等を言う」「親戚やいとこに電話する」「インターフォンで話す」などがあります。はじめは台詞を決めておきます。下記のようなカードやシートをご活用ください。 ■質問カード (公立小学校教諭 吉本悠汰先生作) PDF すでに話せる場面で十分質問や応答の練習をしてこのカードに慣れてから、エクスポージャー法で用います。例えば、保護者や心理士が、まだ話せない大人や子どもへの発話を増やす支援を行うときに用いたり、学校で 先生と少し話せる子どもが、もっと先生や友達との会話を増やしたい時に用います。慣れてきたら、理由も言うようにしたり、オリジナルの質問も加えるとといいでしょう。 【エクスポジャー法を行うとき のシート】 ■「子どもへの質問」を人にお願いするためのシート エクスポージャーでの発話は、「質問する」よりも「質問に答える」方が難易度が低いです。保護者や支援者が、相手にこのシートを渡して「子どもがおしゃべりの練習をしています。次の質問をしていただけますか」などと言って、質問を読んでもらいます。必ず予行練習してから行います。この形式の発話に慣れてきたら、次の実施では、理由も言うようにしたり、相手に「何か質問してください」とお願いするのもいいでしょう。 このPDFには「質問例シート」と「質問の台紙シート」の2ページがあります。最初は1ページ目の質問例のように名前や年齢等が言いやすいことが多いですが、他の言葉の方が言いやすい場合もあります。子どもが発話しやすい質問から始めましょう。2ページ目のシートは、エクスポージャーを実施する前に、子どもといっしょに質問カードを数枚えらび、台紙に貼ります。付箋や白カードにオリジナルの質問を書き込んでもよいです。 ■エクスポージャー時に読むセリフシート 新しい人に、子どもが質問するときに読むセリフのシートです。子どもといっしょに質問カードを数枚えらび、台紙に貼ります。必ず予行練習してから行います。最初の「こんにちは」や名前は、大人が言った後すぐに子どもが言うようにすると発声がうまくいきやすいです。例えば「好きな色は何ですか」ときいて、相手が質問に答えたら、「私は青が好きです」などと自分ことを話すようにしたり、セリフ台紙を見ずに話すようにしていきます。 テキストです。ここをクリックして「テキストを編集」を選択して編集してください。 ■どきどき不安きんちょう度チェックシート はやしみこさんのサイト[学校で話せない子ども達のために ]へリンク 書籍「どうして声が出ないの?」著者のはやしみこさん作成。 子ども自身が不安の大きさを数値化して把握するためのチェックシートです。(このサイトの「チェックリスト」にも掲載あります) 子どもの不安の程度をはかって、段階的エクスポージャー法を行う際にどの行動を実施するか目安にします。エクスポージャー実施前と実施後で不安が下がることを子ども自身が体感ためにも用いることができます。 (場面緘黙について家庭と学校がきちんと理解し、子どもがスモールステップの取り組みを行える環境が整ってから用いましょう)。 【トークンエコノミ―法に使えるシート】 おはなし記録2週間シート ( PDF ・ 項目空欄PDF ) 子どもの発話の目標と発話の回数や状態を記録し、発話の強化を行うためのシートです。 1つ目のPDFは、学校外での発話が増えて、学校内で少し発話できる段階になってから使用する項目例です。連絡帳の最後に貼って、担任の先生と子どもの学校外での頑張りを家庭と共有し、学校での発話について記録をお願いする方法もあります。 2つ目のPDFは項目が空欄のシートです。子どもの状態に合わせて項目を記入してください。エクスポージャーの取り組みがなされておらず、家庭外で発話が難しい場合は、家庭内のあいさつや、お手伝いなど発話以外の「増やしたい行動の強化」に用いることもできます。1週間は子どもにみせずにチェックして、7割以上できる項目を必ずいれておくのがコツです。 場面緘黙を持つ子どもにとって、発話は不安や恐怖にあえて立ち向かう行動です。ごほうびを設定し工夫することで、こどものモチベーションを保つ工夫をします。まず親からの誉め言葉が、子どもの家庭内での発話への1番のごほうびであることを忘れないようにしましょう。誉め言葉を嫌がる子どもいるので慣れやその子に合わせた工夫が必要です。ごほうびの設定についてはぜひ専門家と相談することをお勧めします。「1回話したら大きなごほうびがもらえる」という設定では、継続して発話チャレンジを行うことが難しいからです。 ○印や発話回数を記入し、目標に達すれば子どもに報酬(シールやごほうび)をプレゼントします。まず1週間記録した結果に、1つ足して難しくした目標を設定し、ごほうびは何がいいか子どもと話し合いましょう。特別のごほうびを買い与えるのでなく、普段からあげているものを工夫しましょう。高価な物の購入は避けます。例えば、ごほうびは「大/中/小」を設定する方法があります。[例:家族以外の人と○回以上話せたら小ごほうび(100均1個買い物・ゲーム時間○分増)、学校で○回以上話せたら中ごほうび(お菓子や文房具やカード)、全項目で○個以上で大ごほうび(外食やおしゃれ品など)]。達成したら次週は目標の回数が1つアップするか項目を難しくします)。 【エクスポージャー法(+トークンエコノミー)に使えるカード類】 ■おはなしチャレンジカード (公立小学校教諭 吉本悠汰先生作) PDF このカードは、担任など相手に、かすかな声で受け答えができるようになってきた子を対象とし、学校で発話できる相手、場面を増やすために作成しました。 絵の完成を目指しながら、スモールステップに楽しく取り組めるようにしてあります。 「おはなしチャレンジカード」の使い方 (1)はじめに (2)注意点 (3)カードの使用イメージ (4)カードの使い方 (5)ピースの作り方・使い方 (6)裏面貼り付け用紙 おはなしチャレンジカード (編集可能word) ■九九がんばりカード (公立小学校教諭 吉本悠汰先生作) PDF 九九という「活動」を行い、「人」と「場所」の設定をステップアップしていくためのカードです。 このカードの「人」の設定を「親」や「兄弟」に変更したり、「場所」の設定を「放課後の教室」や「電話」に変更したり、「活動」を「音読(1行ずつ読む活動がお勧めです)」に変更して使用できます。今すでに話せている場面を起点に、新しい「人」か新しい「場所」を設定していくのがコツです。 九九がんばりカード (編集可能word)
- お問い合わせフォーム | かんもくネット
お問い合わせフォーム ◆返信に時間がかかることをご了承ください。 ◆送信前に、よくあるお問合せ をご参照ください。 ◆送信不可のメールアドレスからのお問い合わせが増えています。メールアドレスのお間違いにご注意下さい。 ◆かんもくネット会員は、必ず「ご登録時の本名とアドレス」をお書きください。会員登録されたアドレスとは異なるアドレスで「お問い合わせフォーム」に入力される会員がおられます。事務局より返信しても跳ね返ってきてしまい困っております。 また、 会員掲示板ご活用の方は、Discordの表示名もお知らせいただけるとありがたいです。 姓 名 Email メッセージ 送信されました。 送信
- リーフレットなど | かんもくネット
■リーフレット・提示カードについて 発送についてはこちら 【A】子ども支援用 場面緘黙リーフレット「子どもに関わるみなさんへ」2018.3公開 「ほんとはこんな気持ちだよ」「こうしてもらえるとうれしいよ」 場面緘黙の子どもたちが、どんな苦しみや辛さをかかえているか、知りたい、分かりたい、 理解したいと思う人たちが増えますように。 子どもの気持ちや困り感に寄り添った支援が広がっていきますように。 新リーフレット「場面緘黙を知っていますか?」は、そんな願いをこめて、保護者と教員と心理士が 力を合わせて作成しました。 学校や子どもセンター、教育・医療・福祉機関に行く際などに、このリーフレットをご活用ください。 下記PDFは、パソコンからダウンロードできます(黒枠の中の右上のマークをクリック)。ご自由に印刷してください。 できあがりは、A4の3分の1サイズ(3つ折り)です。 テキストです。ここをクリックして「テキストを編集」を選択して編集してください。 【B】青年・成人用 場面緘黙リーフレット 2015.10公開 場面緘黙の症状をもつ青年や成人が、教育や雇用の分野で、場面緘黙の症状を説明したり、 「合理的配慮」について話し合う時に使う資料としてつくられました 大学や専門学校、就労やアルバイト先、また医療や福祉機関でぜひご活用ください。 コミュニケーションを行う時にどのような配慮を得たいかを個別に書き込めるようにもなっています。 作成の主な協力者 経験者・・・ヨシム(工業デザイナー)、きらら☆(社会福祉士)、花散る里(ライター) 当事者・・・Kenta.M(大学生) 保護者・・・そらはは、ほーみー、みく、さくらば、はは 支援者・・・けいこ(臨床心理士) 下記PDFダウンロードできます。裏表ご自由に印刷し切りとってください。 できあがりは、A4の3分の1サイズ(2つ折り)です。(色の分かれ目で折るのではありません)2017.1.27 【 C】提示カード (名刺大) ※2025年4月リニューアルしました 医療機関を受診する際や、初めて会う人に場面緘黙の症状を理解して接してもらいたい時などにご活用ください。裏面には「イエス・ノーで答えられる質問」「筆談やメール」を用いるコミュニケーションをお願いする表記がありますが、「発話できそうな場面や症状改善のための発話練習中に裏面は使用しません」と表記しました。 (旧提示カード(2012年5月作成)は場面緘黙経験者で、工業デザインのお仕事をされている会員のヨシムさんが作ってくださいました。ヨシムさん、ご協力ありがとうございました) このPDF をクリックして、パソコンからダウンロード・印刷し、 ハサミでカットすれば、 ご自分でも下記のような名刺大の提示カードが作れます。 ■かんもくネット会員でご希望の方に、リーフレットや提示カードを発送します。 会員登録 後、お申し込みください。500円程度の発送協力金をお願い致します。 発送には2週間程度かかることがあります。余裕をもってお申し込みください。 差出人は「かんもくネット」ではなく、「Knet」で発送します。 リーフレットは計30枚まで(例:A子ども支援用15枚 B青年・成人支援用15枚)・提示カードは6枚まで それ以上の数の発送ご希望の会員は、お問合せフォームにてご相談ください。 ■保育園や幼稚園・学校など教育関連の方、「園や学校」宛てに無料で発送します。 園や学校以外の機関への発送については500円程度の発送協力金のご寄付をよろしくお願いいたします。 リーフレットお申し込みフォーム からお申し込みください。 発送には2週間程度かかることがあります。余裕をもってお申し込みください。 リーフレットは計50枚まで(例:A子ども支援用25枚 B青年・成人支援用25枚) ・提示カードは10枚まで それ以上の数の発送ご希望の場合は、お問い合わせフォーム にてご相談ください。 アンカー 1
- 会則|かんもくネット
会 則 かんもくネット 会 則 1.名称 この会は「かんもくネット(Knet)」とする。 2. 住所 代表の自宅とする。 3. 目的 この会は、「場面緘黙児支援のための情報交換ネットワーク団体」である。場面緘黙(選択性緘黙)の症状がある子どもや大人、経験者、家族、教師、専門家が協力しあい、活発な情報交換と正しい理解の促進をめざす。また、場面緘黙に関する情報を社会に提供し、お互いを受け入れ、理解し合えるような社会が実現していけるよう、社会全体の利益の増進に寄与することを目的とする。 4.活動 この会は、目的達成のため次の活動を行う。 ①場面緘黙に関する情報収集及び提供 ②場面緘黙に関する啓蒙事業 ③場面緘黙に関する研究 5. 正会員と会員 この会の運営をおこなう団体構成員を正会員とする。 この会の活動に賛同し応援する者を会員とする。 6.運営 この会の運営を行う正会員の名称を「事務局」とし、下記の役員を置く。 代表 1名 会 計 1名 会計監査1名 (1)代表は、本会を代表し、会務を総括する。 (2)会計は、会の出納事務を処理し、それらに関する書類を管理する。 (3)会計監査は、会計処理が適正か監査する。 (4)役員は総会において、会員の互選により、過半数の同意をもって選任する。 (5)本会の役員の任期は1年とする。ただし、再任を妨げない。 7. 総 会 本会の総会は、定時総会及び臨時総会として下に該当する場合に開催する。 (1)定時総会は、事業年度終了後すみやかに開催する。 (2)臨時総会は、代表が必要と認めたときに開催する。 (3)総会は電磁的方法により、正会員に通知し、表決を行う。 (4)他の正会員を代理人として表決を委任することができる。 (5)正会員は各々1箇の表決権を有する。 (6)議案の決議は、出席者の過半数の賛成でこれを決する。 8.総会の決議事項及び報告事項 総会の決議事項及び報告事項は、次のとおりとする。 (1)会則の変更 (2)正会員の加入及び除名に関する事項 (3)活動報告及び決算、次年度計画及び予算 (4)役員の改選 (5)その他必要と認めた事項 9.総会の議事録 総会の議事については、次の事項を記載した議事録を作成する。 (1)日時と場所 (2)正会員の現在数及び出席者数(表決委任者を含む) (3)審議事項及び議決事項 (4)議事の経過の概要及びその結果 10.経費 会費の徴収は行わない。 この会で必要な経費は、この会の趣旨に賛同する者方による寄付金と事業による収入で賄う。 この会の会計年度は、毎年7月1日から、翌年6月30日とする。 11.設立日 2007年(平成19年)4月1日
- Discord アカウントの作り方 | かんもくネット
Discord アカウントの作り方(PDF)1.4MB ※iphone以外でも同じように作れます。
- 書籍 謹呈先 | かんもくネット
教育機関等への『場面緘黙Q&A』謹呈先 ■北海道 北海道立教育研究所・北海道児童福祉総合センター ■東北地方 青森県 青森県総合学校教育センター・青森県中央児童相談所 岩手県 岩手県立総合教育センター 教育相談担当室・岩手県福祉総合相談センター 宮城県 宮城県教育研修センター・仙台市児童相談所 秋田県 秋田県総合教育センター 特別支援教育班・秋田県中央児童相談所 山形県 山形県教育センター・山形県中央児童相談所 福島県 福島県教育センター 研究調査チーム・福島県中央児童相談所 ■ 関東地方 茨城県 茨城教育研修センター 教育相談課・茨城県福祉相談センター 栃木県 栃木県総合教育センター・栃木県中央児童相談所 群馬県 群馬県総合教育センター 生徒指導相談係・群馬県中央児童相談所 埼玉県 埼玉県立総合教育センター・さいたま市児童相談所 千葉県 千葉県総合教育センター・千葉市児童相談所 東京都 東京都教育相談センター・東京都児童相談センター 神奈川県 神奈川県立総合教育センター 教育相談・神奈川県西部児童相談所 ■中部地方 新潟県 新潟県立教育センター・新潟県中央福祉相談センター 富山県 富山県総合教育センター・富山県児童相談所 石川県 石川県教育センター 教育相談課・金沢市児童相談所 福井県 福井県教育研究所 教育相談課・福井県総合福祉相談所 山梨県 山梨県総合教育センター 特別支援教育部・山梨県中央児童相談所 長野県 長野県総合教育センター 情報資料室・長野県中央児童相談所 岐阜県 岐阜県総合教育センター 学校支援課教育相談担当・岐阜県中央子ども相談センター 静岡県 静岡県総合教育センター 特別支援教育課・静岡市児童相談所 愛知県 愛知県総合教育センター 特別支援教育相談研究室・名古屋市児童相談所 三重県 三重県総合教育センター 教育相談グループ・三重県児童相談センター ■ 近畿地方 滋賀県 滋賀県総合教育センター・彦根子ども家庭相談センター 京都府 京都府総合教育センターカリキュラムルーム・京都市児童相談所 大阪府 大阪府教育センター 支援教育研究室・大阪市中央児童相談所 兵庫県 ひょうごっ子悩み相談センター・神戸市こども家庭センター 奈良県 奈良県立教育研究所 教育相談部・奈良県中央こども家庭相談センター 和歌山県 和歌山県教育センター 学びの丘教育相談室・和歌山県子ども障害者相談センター ■中国地方 鳥取県 鳥取県教育センター 教育相談課・鳥取県中央児童相談所 島根県 島根県松江教育センター 教育相談スタッフ・島根県中央児童相談所 岡山県 岡山県総合教育センター 特別支援教育部・岡山県中央児童相談所 広島県 広島県立教育センター 特別支援教育・教育相談部・広島市児童相談所 山口県 やまぐち総合教育支援センター ふれあい教育センター・山口県中央児童相談所 ■四国地方 徳島県 徳島県立総合教育センター 特別支援・相談課・徳島県中央児童相談所 香川県 香川県教育センター カリキュラムセンター・香川県子ども女性相談センター 愛媛県 愛媛県総合教育センター 教育相談研究室・愛媛県中央児童相談所 高知県 高知県教育センター 特別支援教育担当・高知県中央児童相談所 ■九州・沖縄地方 福岡県 福岡県教育センター 特別支援教育班教育相談・福岡市こども総合相談センター 佐賀県 佐賀県教育センター 生徒指導担当・佐賀県中央児童相談所 長崎県 長崎県教育センター・長崎子ども・女性・障害者支援センター 熊本県 熊本県立教育センター 教育相談課・熊本県中央児童相談所 大分県 大分県教育センター・ 大分県中央児童相談所 宮崎県 宮崎県教育研修センター カリキュラム支援センター・宮崎県中央児童相談所 鹿児島県 鹿児島県総合教育センター 特別支援教育研修課・鹿児島児童総合相談センター 沖縄県 沖縄県立総合教育センター・沖縄県中央児童相談所 ■独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所
- よくあるお問い合わせ | かんもくネット
◆よくあるお問い合わせ お問合せが大変多いため、以下のご協力をお願いいたします。 Q 会員外でもリーフレットを送ってもらえますか? A 学校には無料でお送りしています。 学校以外の機関への発送については500円程度の発送協力金のご寄付をよろしくお願いいたします。 詳しくはこちら Q 場面緘黙について相談にのってもらえますか? A メールでの個人的な相談はお受けしておりません。会員掲示板か、Knetおしゃべり会をご活用ください。 かんもくネットへの入会をご希望の方は、 こちら をお読みください Q 近くの病院を紹介してください。 A かんもくネットでは、個別に病院を紹介することは行なっておりません。ご了承ください。 Q 近くに住んでいる会員の方を紹介してください。 A かんもくネットでは、個人的な紹介はしていません。 会員になっても、近くの会員の方を紹介することはありません。 Q 会を開催したいのですが、かんもくネットから呼びかけてもらえませんか? A 他の会への参加を呼びかける活動は、原則行なっておりません。 Knet事務局に許可をとり、会員掲示板やおしゃべり会で、会員本人が関わる会への参加を呼びかけることが可能です(ただし、特定の宗教や政治活動、販売やセミナ-勧誘などの活動との関連がある場合は、固くお断りしています)。 また、告知に「かんもくネット主催でないこと」を含めることや、簡略な開催後報告をお願いしています。 研修会講師としての派遣、かんもくネットのおしゃべり会とのコラボ会の開催等、ご希望の場合は、事務局へのメールか、お問合せフォーム よりお知らせ下さい。Knet事務局で検討させていただきます。 Q 調査研究の対象者を探しています。協力してもらえませんか? A 研究目的での対象募集について、Knet事務局に許可をとり、会員掲示板やおしゃべり会で、会員が呼びかけを行なうことが可能です。下記のような手順でお願いします。 1)「会員になったら」 読んで、かんもくネット入会をご検討ください。 2) 「名前と学校名、指導教官の名前、募集対象者と募集期限・簡略な研究の目的や方法・発表予定場所(投稿予定学会誌など)」を事務局へのメールかお問い合わせフォーム よりお知らせください。一定条件を満たした場合に対象者募集に協力させていただきます。 3)会員掲示板やおしゃべり会で、会員が呼びかけを行なって下さい。呼びかけには「かんもくネット主催でないこと」を含めてください。対象者との間で何らかのトラブルが発生した際は、協力を中止させていただきます。また、トラブルにつきましてかんもくネットは責任を負いかねますのでご了承下さい。 4)完成後、論文抄録や成果物をお送り下さい。また、学会誌掲載の場合お知らせください。
- かんもくネットについて|かんもくネット
代表のごあいさつ かんもくネットは場面緘黙(選択性緘黙)の症状がある子どもや大人、経験者、家族、教師、専門家が協力しあい、活発な情報交換と正しい理解の促進をめざす、非営利の任意団体です。 この会は、場面緘黙症Journal(SMJ)の掲示板で、緘黙児を持つ保護者と臨床心理士が2006年夏から情報交換を始めたことをきっかけに、2007年4月に誕生しました。様々な知識や実践を情報交換していくうちに、もっと多くの方に場面緘黙を知ってもらいたい、もっと情報交換の場を広げていきたい、もっと幼稚園・保育園や学校に理解してもらいたい、そんな思いがふくらんで、この会はスタートしました。 場面緘黙は、日本では認知度が低く、誤解も多く、教育現場で十分な理解や支援が得られていません。この会は、場面緘黙に関する情報を社会に提供し、お互いを受け入れ、理解し合えるような社会が実現していけるよう、社会全体の利益の増進に寄与することを目的とします。 皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。 2007年4月 かんもくネット代表 角田圭子(かくたけいこ) Thanks for the encouragement! ~Knetがいただいた応援メッセージです~ ★ I am pleased to endorse Knet's efforts in the education and promotion of public awareness of Selective Mutism within JAPAN. Children with SM suffer in silence as the world goes on around them... Knet is needed to help those in JAPAN understand these precious children and teens. I commend Knet for their passion in RIDDING the SILENCE of SM. Dr.Elisa Shipon-Blum President & Director Selective Mutism Anxiety Research & Treatment Center(Smart Center) Founder and DIrector Emeritus Selective Mutism Group Childhood Anxiety Network Inc. Clinical Asst. Professor Family Medicine and Psychology PCOM 場面緘黙症についての知識を広め、日本での認知向上を促進しようと活動しているKnetをぜひ応援したく思います。私たちがこうしている間も、場面緘黙症の子どもたちは沈黙の中で苦しんでいます・・・。この子どもたちや若者たちが、日本で理解を得るために、Knetの活動はきっと役立つでしょう。場面緘黙症の”沈黙”の克服に取り組むKnetを、私は推薦します。(2007年5月) エリザ・シポンブラム博士 場面緘黙症不安研究治療センター(SMartセンター)代表・所長 場面緘黙症グループ小児期不安ネットワーク(SMG~CAN)設立者・名誉理事 フィラデルフィア オステパシー医療大学 家庭医学・心理学 臨床助教授 ★ SMIRA is a UK-based parent support group and is highly respected in the field of Selective Mutism. We are very happy to share our information with Knet and support them in this new venture. We wish them well. Lindsay Whittington Co-ordinator, Selective Mutism Information & Research Association (SMIRA) 場面緘黙症分野において高い評価を得ているSMIRAは、イギリスを拠点に活動する緘黙児の保護者のためのサポートグループです。当グループはKnetの新しい活動をサポートし、情報の提供を惜しみません。(2007年4月) リンゼイ・ウィティントン 場面緘黙症情報研究協会(SMIRA) コーディネーター
- 会員状況・Knet事務局 | かんもくネット
会員状況 ◆2007年4月設立 ◆2024年4月 までの 会員登録数 2,850名 2024年4月より会員システムを変更しカウントしておりません。 ◆2022年7月から2023年6月までの寄付金総計 314,500 円 ご協力ありがとうございました。 ◆教育機関等への『場面緘黙Q&A』謹呈冊数117冊 (2008年10月現在) 謹呈先はこちら ※他にもKnet会員さんが直接持って行かれている機関もあります。 ■ Knet事務局メンバー ■けいこ(かくたけいこ) 小児科心理とスクールカウンセラーをしている兵庫県の心理士です (臨床心理士・公認心理師) 日本場面緘黙研究会 常任理事 PCIT認定セラピスト・CAREファシリテーター タッピングタッチ認定インストラクター・CCE JPNこどもヨーガ教師 ■みく ロンドン在住の元緘黙児の母親です。 海外支援団体との連絡などを担当しています。 イギリスの話題を中心にしたブログを書いています。 場面緘黙について考える-備忘録 ■みち 東北在住の元緘黙児の母親です。会計を担当しています。 ■さくらば 愛知県在住です。リーフレット送付を担当しています。 ■はるお 入会受付や掲示板関係の作業を担当しています。 ■流星 入会受付などの作業を担当しています。 ■なっつ 福島県在住のスクールカウンセラー (臨床心理士、公認心理師) かんもくグループ北海道の運営スタッフもしています。 ⊡ ハートランド 会計監査
- 場面緘黙とは | かんもくネット
場面緘黙とは 家庭ではごく普通に話すことができるのに、幼稚園・保育園や学校などの社会的な場面では声を出したり話したりできない状態が続くことを場面緘黙といいます。話せない場面はさまざまですが、発話のパターンには一定の傾向があり、「場所」「そこにいる人」「活動内容」という3つの要素によって左右されます。 小児期に多い不安症の一つであり、「自分が話す様子を人に聞かれたり見られたりすることへの怖れ」という社交不安を伴うことが多いです。 本人の意思で「話さない」のではなく、「話したくても話せない」状態であることが重要なポイントです。かつては「成長すれば自然に治る」と考えられていましたが、適切な支援がないまま学校生活を送ると、長期的なストレスからうつ的な症状や不登校などの二次的な問題につながることがあります。また、海外の報告では、発話が可能になった後も成人期に社会不安症などの不安症状が残る例が少なくなく、早期の支援が重要であることが指摘されています。 場面緘黙とは 名称について 米国の精神疾患の診断・統計マニュアルDSMでは、1994年に診断名が” elective mutism”から、”selective mutism”に変わりました。”elective”という言葉には、場面緘黙児があたかも特定の場面で話さないことを「選んでいる」ような語感があり、心理学者ですらそう誤解しているような状況が広まっていたためです。 自分の意志で話さないことを選んでいるわけではないことを示すために”selective”という用語が採用されました。 ”selective mutism”の訳語として、日本では 「選択性緘黙」という名称が長い間使用されてきました。しかし「選択性」という用語から「話さないことを選んでいる」などという誤解を招くケースがあることから、2018年に日本場面緘黙関連団体連合会から、DSM-5とICD-11の和訳を『場面緘黙』と改定を求める要望書を関連学会に提出しました。 そして ICD-11とDSM-5-TRでは「選択性緘黙」から「場面緘黙」と名称表記が変更されることになりました。今後は、日本の正式な文書においても「場面緘黙」が使用されるようになっていきます。 名称について 診断基準 DSM-5-TR(2022)では「場面緘黙」は不安症群に分類されています。下記が、DSM-5-TR の概念を踏まえた概要説明です。 ■特定の場面でのみ話せない 家庭などではごく自然に会話ができていても、学校や集団の前など特定の状況になると、継続的に声が出なくなる。 ■日常生活に支障が出る 学校での活動、友人関係、仕事などに影響が出るほど、コミュニケーションが制限される。 ■短期間の現象ではない 新しい環境に慣れるまでの一時的な沈黙ではなく、1か月以上続く状態として捉えられる。 ■言語能力の問題ではない 話せない理由が、言語の理解不足やその言語に不慣れであることによるものではない。 ■他の障害だけでは説明できない コミュニケーション障害や自閉スペクトラム症(ASD)などの神経発達症、統合失調症 だけでは説明できない。 DSM-5-TR では、ある社会的状況(例えば、家庭)では確立された話す能力を有する場合のみ場面緘黙と診断されるとする一方で、臨床の場で場面緘黙と ASD の併存が少なくないこと、また、言語発達の遅れや発話・社会的コミュニケーションの障害を併せ持つ場合もあることが示されていますが、これらの関連についてはまだ研究途上です。 とくに、ASD の特性によって話しにくくなっている状態を場面緘黙と捉えて ASD やその傾向を見落としてしまうと、ASD に必要な支援(コミュニケーション理解のサポート、感覚面への配慮、環境調整など)が受けられず、困りごとが改善しにくくなるため、場面緘黙なのか ASD特性なのか、あるいはその両方なのかを見極めることが重要です。 Helgesen et al. (2026)によると、場面緘黙のみの場合、家庭では自然に話せ、日常のやり取りや遊びも安定していることが多く、学校など特定の場面では継続的に話せず不安が高まると動作が固まることもありますがそれは一時的です。家庭でも話すことに苦手があったり、関わり方の特徴や感覚の敏感さ、こだわり、かんしゃくといった行動傾向が継続して見られる場合は、ASD などの神経発達症が併存する可能性があります。ASDをもつ子どもは、学校で不安に加えて社会的理解の難しさや動作の切り替えの困難が重なるため、フリーズやシャットダウンがより広い場面で起こりやすく、回復にも時間がかかる傾向があると考えられます。 (参考文献)Helgesen, I., & Nordahl-Hansen, A. (2026). Breaking with the Criteria: Selective Mutism and its Forbidden Connection with Autism. Research on Child and Adolescent Psychopathology. ICD‑10 (1992)の場面緘黙(F94.0)の診断基準には、広汎性発達障害(ASD)で説明できる場合は診断しないという記述があり、臨床的に ASD があると 場面緘黙とは診断しない運用が一般的でした。しかし、ICD‑11(2022)では ASD は除外基準として扱われておらず、場面緘黙と ASD の併存が可能であると整理されました。 診断基準 場面緘黙の分類 場面緘黙は、医学・法令・学校教育で、分類が異なります。 ・学校教育においては「情緒障害」に分類されており、「特別支援教育」の対象です。 ・医学的には「不安症群」に分類されています。 ・法令上は「発達障害者支援法」の対象として省令に含まれています。 ・「障害者差別解消法」によって、学校や職場に対して「合理的配慮の提供」の義務が明確に示されました。 場面緘黙の分類 発症率と発症時期 調査によってばらつきがあり、0.03~1%の間でとされています(APA,2013)。アメリカのマスコミは0.7%という調査結果をあげることが多いようです。近年わが国で行われた大規模な調査では,0.21%という数値が報告されています (梶・藤田, 2019) 。 発症は、通常5 歳未満で、社会的な交流や発表などの機会が増える入園入学後に、症状がはっきりしてきます。ほとんどの報告で男児よりも女児に多くみられますが同数という調査結果もあります。 発症率のばらつきは、地域差だけでなく、調査方法(調査対象・場面緘黙の定義とその解釈・除外診断の有無)や人前で話さないことを問題視する文化かどうかも影響するのではないかと思われます。 発症率と発症時期 場面緘黙症状の程度 場面緘黙児の状態は多様です。家庭でも家族以外の人と全く話せない子どもや、学校以外(登下校中やおけいこごと、店など)でも話せない子どももいます。学校で、友達と話せるが先生とは話せない子どもや、発表はできる、先生とは話せるが友達とは話せないなど、様々な状態の子どもがいます。また、発話だけでなく、園や学校で動作の制限や抑制がある子どももいます。 大人しい子どもと場面緘黙の子どもの境界は明確ではありませんが、「発話の程度」と「発話できない期間の長さ」で区別されます。「園や学校のクラスで、発表や音読ができない」「園や学校で、友達と話せない」「園や学校で先生と話せない」のいずれかが続く場合、場面緘黙の可能性があります。 診断基準にはあてはまらないケースであっても支援が必要です。小さな声でなら話せる場合や少し話せている場合、かえって理解や支援が受けにくく、症状の悪化や他の症状発現のリスクが高まります。大人しい子どもや発話が少なかった子どもが、クラスでの孤立や不安の高まりによって小学校高学年以降に場面緘黙が出現するケースもあります。 ■発話行動のアセスメント 場面緘黙症状の程度(発話できる範囲とその程度)を測定する場面緘黙調査票(SMQ-R) をご活用ください。 発話行動が、どの場面でどの程度できているかを測定できます。誰とどこで、どんな活動で話せるかをしらべましょう。 ■園や学校における発話以外の行動のアセスメント 場面緘黙児は、園や学校で話せないだけでなく、行動が抑制されている場合や動作の苦手をもつ場合があります。「学校での行動表出チェックリスト」 をご活用ください。担任の先生に「教師記入用 学校場面別 行動チェックシート」 に記入してもらいましょう。発話以外の行動ができにくい時は、まず動作へ配慮や支援が必要です。 場面緘黙症の程度 発症要因 場面緘黙をもつ子どもの状態やその背景は多様です。発症要因は単一ではなく、生来的な気質や神経発達、環境など複数要因から生じるとされています。子どもによって異なる要因で症状が形成され、異なる要因で症状が維持されます。 不安になりやすい「行動抑制的な気質(Kagan)」との関連が指摘されています。入園入学や転居などの急激な環境変化、発達面のかたよりや苦手領域、回避行動を助長する環境要因などが影響します。社交不安や分離不安など、他の不安症を併せ持つことも多くあります。 視覚(斜視や遠視)や聴覚(中耳炎・難聴・その他の聴覚障害)の問題、身体疾患への治療やケアも見落としのないようにしましょう。聴覚遠心性神経活動(話す時に自分の声と周囲の音を調整する働き)の異常がある子どもが含まれるという研究報告があります。DSM5-TRでは「臨床の場では場面緘黙と自閉スペクトラム症の併存が多い」「言語発達遅滞や発話・社会的コミュニケーションの障害などを併存する場合がある」ことが記されています。 神経発達障害やその傾向がある子どもに対して適切な環境調整や対応がなされない場合、さまざまな症状が生じます。これらの症状の一つとして場面緘黙の症状が生じることがあります。自閉スペクトラム症やコミュニケーション障害(言語障害、語音障害、吃音、社会的語用論的コミュニケーション障害)、発達性協調運動障害の併存は、話せない症状があるために評価が遅れがちになるため注意が必要です。神経発達障害の診断はつかない(いわゆるグレーゾーンの)子どもにも苦手領域への支援が必要です。 トラウマが場面緘黙の原因であるというエビデンスはありません。トラウマ性緘黙や失声症、反応性アタッチメント障害(反応性愛着障害)が疑われる場合は、場面緘黙と区別して支援する必要があります。 ただ、 トラウマ体験や幼少期の逆境体験が、場面緘黙症状を持つ子どもの状態に影響しているケースもあります。また、周囲の理解やサポートがえられず、無理解による大人の叱責、クラスでの孤立などがおきると、場面緘黙症状が固定したり悪化したりします。子どもがおかれている環境や子どもの状態に合わせた支援を行うために、教育や医療、福祉など各分野の機関の支援や連携が必要です。 発症要因 園や学校での支援 保護者の方はまずリーフレット を学校に持参し、スクールカウンセラーや担任の先生と話しあわれることをお勧めします。教育や福祉、医療など各機関にも持参し相談しましょう。 場面緘黙児が園や学校で困難なことは、発話に限りません。発話ばかりに注目せず、動作や非言語表出について十分な支援が必要です。ど のような支援があればその動作や行動ができそうか、それぞれの項目でできそうな参加方法を探しましょう。周囲の大人が、子どもができそうな選択肢を提案し、子ども自身が選んでチャレンジする方法をお勧めします。 園や学校と合意的配慮について話し合いましょう。例えば、歌や音読を評価する時は、筆記や指さしでの実施、クラスメイトの注目が少ない立ち位置・複数人同時での実施、別室でのテスト、家庭での録音や録画利用などを検討しましょう。 個別の指導計画作成がなされていない場合は、新学年に上がる際に、保護者が書類を作成して学校に提出するとよいでしょう。 園や学校での支援 本人の症状理解 大人になってから、自分が場面緘黙だったことを知ったという場面緘黙経験者の方が多くいます。場面緘黙の症状のために、能力や個性を学校という場で発揮できずつらい思いをしてきました。周囲から理解がえられず、理不尽な扱いに苦しんできた人も少なくありません。さらに、本人も場面緘黙という症状を知らず、症状と性格とを混同し、自己否定によって、傷つきを深めてしまったケースが多くあります。最近は経験者によるコミック本や 書籍が出版され、TVや新聞などのマスコミでも取り上げられるようになってきました。まず家族や教師が場面緘黙を理解すること、そして本人が場面緘黙について知識が得られるようサポートすることが大切です。 お子さんに、絵本「なっちゃんの声」や書籍「どうして声が出ないの?」 を読んであげましょう。親子で場面緘黙について話せる状態でない時は、家庭の棚に置いておきましょう。心理教育として、支援者といっしょに読むのもよい方法です。場面緘黙児は一人ひとり状態が異なりますが、話せない症状をもつのは自分だけでないことを知ることは、子どもの孤独感を和らげるでしょう。長期的な視野を持ちながら時間をかけて、しかしあきらめずに、子どもと共に場面緘黙と向き合っていけるようにしていきましょう。 本人の症状理解 場面緘黙症状形成のサイクル 場面緘黙症状がどのように形成されるかを示した図です。 子どもにとって高すぎる不安場面では、脳の扁桃体の警報器がなり、心臓がドキドキして不安が高くなりすぎます そんな場面で、人から質問されたり、話すよう言われても、子どもは発話できません。誰かが代わりに答えたり、相手が心を読んで応じてくれると、子どもは話さないで済むので一時的にほっとして不安が下がります。そのため「話さないでいる」という回避行動が強化されます。 しかし、一時的に不安は下がりますが、解決したわけではないため、「また失敗した」と自信をうしなったり、「また話せないかも」と予期不安を高めたりします。 発話を増やす取り組みで 大人の無自覚な「批判や否定」の声掛けが、子どもの偏桃体を活性化させます。不安が高すぎる場面で、「質問」したり「話しなさい」と言って、子どもが発話で答えなければ「話さないでいる行動」が強化されます。高すぎる不安場面で話すことを強要すると、このような悪循環のサイクルが繰り返され、話すことの不安を回避する行動が習慣のようになります。 発話を増やしていく方法 Knet2021 Knet2021 家庭の「発話の好循環」を家庭外へと広げていくために 発話を増やしていく方法 親の過保護やしつけなど「育て方のせい」と考えるのは誤りです。しかし、症状の改善には、保護者の理解や、子どもへの接し方の工夫は欠かせません。支援の基本は、楽しい活動の中で、発話を成功させ発話行動を強化することです。図のような「好循環」を、家庭内から家庭の外へと広げていきます。 家庭では「~しないと(-)で困るよ」という否定的声掛けでなく、「~すると(+)になるよ」肯定的な言葉かけを心掛けましょう。子どもが言った言葉を「繰り返し」してあげたり、話せた時に発話や発話の内容を「具体的にあげてほめる」ことが大切です。子どもは話すことに自信がつきます。 また、子どもの回避行動の後押し(イネイブリング)をしないように、子どもの発話の機会を作ることが大切です。家庭内やすでに少し話せる場面で「子どもが発話するまで5秒以上まつ」「うなずきやジェスチャーで答える質問を多用しない」ことに気を付けましょう。子どもが不安そうだからといって、子どもが何か言う前に、大人が代わりに対処したり、話したりすることを控えましょう。 家庭内での望ましい形でのコミュニケーションの行動を増やすのに、CAREプログラム というペアレント・トレーニングがお勧めです。 子どもとよりよい関係を築く時に大切な養育のスキルを体験的に学ぶことができます(CAREは、 すべての親や支援者に役立つプログラムであって、 場面緘黙児をもつ保護者に特化したプログラムではありません。しかし、保護者や支援者が子どもの自己肯定感を高め、フェイドイン法やエクスポージャー法をして子どもの発話をサポートするときに役立つスキルが学べます)。 また、場面緘黙をもつ子どもの中には、家庭でかんしゃくがあったり、言語表現の力が不足していたり、感情のコントロールの困難を抱えていたりするケースがあります。場面緘黙をもつ子どもの発話を、家庭から学校へと増やしていこうとするとき、家庭での良好なコミュニケーションが土台となります。 家庭が安心できる環境であることが大切です。そしてまた「安心して失敗でき、リカバリー体験を積める環境」であることが大切です。子どもの強みに注目し、子どもの好きなこと、できそうなことに、家庭内でも少しずつチャレンジさせてましょう。家庭で自分の思い通りにいかない時に、感情をコントロールしたり、気持ちを切り換えたり、適切な自己主張をしたり、家族と交渉したり、他の解決法を考えたりする経験を積めるようにサポートしましょう。 スモールステップで発話場面を増やしていく方法 スモールステップの実践は、「段階的エクスポージャー法」という行動療法や認知行動療法がよく用いられます。子どもにあ った環境が整い、子どもが新しいことに挑戦する準備が整ってから行いましょう。 段階的エクスポージャー法では、今話せている場面の「人・場所・活動」の3つの要素のうち、1度に1要素だけ、より不安の高い場面の行動にチャレンジし、少しずつ発話場面を増やしていく方法です。(「活動」「場所」「人」の順で変えやすい傾向があります)。不安が少ない場面から少しずつ話せる場所や人を増やしていき、家庭の発話を学校の教室へと広げるように支援します。どきどき不安きんちょう度チェックシート をご活用ください。 チャレンジしたい子どもの気持ちを大切に『楽しく・自信をつけながら・場数を踏む』ことが大切です。 発話を増やしていく方法